『受付』UrBANGUILD公演 無事終了しました。
ご来場くださいました皆さま、まことにありがとうございました。
お忙しい中あたたかく迎え入れてくださったryotaroさんはじめUrBANGUILDの方々にも心より御礼申し上げます。

やはりUrBANGUILDはひとつの特別な場所で、その空間とそこに集まった人々の空気によってできあがっていくものがあります。
昨年度もずっと上演してきた作品で恐らく目に見えるような大きな変化はないのでしょうが、ちょっとした間であったり切れであったり咄嗟の判断であったり、そういうものが刻々と変化していく感覚があり、それは怖いことでもありますが、圧倒的に楽しいことでもあります。それを共にしてくださった方々に感謝申し上げます。

平日夜、一回限りの公演にもかかわらず、思ったより多くの方にお運びいただき、昨年4月の『いかけしごむ』を思えばずいぶんとゆるやかな空気の中で、心地よいざわめきというものを久し振りに肌身に感じて、ほんとうにありがたく思いました。
世界を覆う暗雲の下、ひととき雨宿りのようにUrBANGUILDに集い、皆さん思い思いに飲んだり食べたり喋ったり思いに耽ったり、作品を真ん中にして様々な対話が行われていて、それはいつか静かに束ねられて(小さくとも)「現実」を見返す力になっていくのではないかと思います。
きっとUrBANGUILDに限らず劇場というのは、そのようなことをしていける場所であるはずで、それが少しでも(もちろん安全に)取り戻していければと改めて願います。

これからも、舞台はあります。つくります。
またどこかの劇場で、お会いしましょう。

広田ゆうみ

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