広田+二口企画の日々

京都を拠点に活動する俳優・広田ゆうみと二口大学。
2019年、別役実作品の上演を5つの町で行いました。
2020年は、別役実「眠っちゃいけない子守歌」で京都・三重・松山に、別役実「いかけしごむ」で豊岡・上田・長崎にお邪魔しました。
2021年は、別役実「受付」を三重・宇都宮・上田・松山で上演。
2022年は、別役実「部屋」で三重・上田・松山に、
2023年は、別役実「舞え舞えかたつむり」を三重・松山・上田で上演いたします。 二人の出演情報や近況報告などアップして参ります。

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2020年11月

「黒い郵便船」 無事終了しました。ご来場くださいました皆さま、まことにありがとうございました。急に決めた至って地味な会にもかかわらず、立ち会ってくださいまして感謝しております。また、快く迎えてくださいました人間座の菱井喜美子さんに、そして、内輪で何ですが
『黒い郵便船 無事終了』の画像

別役実さんの長編童話「黒い郵便船」を朗読します。三部から成るこの童話は、“言葉” “地図” “死者”といったことどもを手がかりに、或る街と人々に積み重なる時間を探ってゆきます。港と運河と鉱山のある小さな街。ふとうびるでぃんぐ(、、、、、、、、、)の屋上から
『広田ゆうみ 朗読の会#25「黒い郵便船」』の画像

──「きっと……、ロロのことです」  「ロロの……? だってそれは二十四年も前の……」──「黒い郵便船──その3 遠い街」と、「その1 盲の馬」「その2 星の家」との間には、二十四年という時間が流れています。はじめてこの童話を読んだ中学生の頃、その時間がよく
『二十四年』の画像

──キノは忍野村の人々に言葉と地図を教えた。忍野村の人々は、言葉によって、他人のことは良くわかるようになったけれども、自分のことが理解できなくなった。同じように人々は、地図によって他の村のことがよくわかるようになったが、自分の村については何も知らないこと
『地図と言葉』の画像

——古本屋のお婆さんの、お葬式の行列は、秋晴れのいいお天気を恥ずかしがるように、静かに出発しました。——「黒い郵便船——その1 盲の馬」の一節です。秋晴れの空を見るといつも思い出されます。そして、この空の下のどこかで、青いびろーど(、、、、)の服を着たロロ
『秋晴れの日に』の画像

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